最後の授業

S根先生のがね。
ゼミの卒論発表のことはすっかり忘れていたらしい。
とりあえずもう時間が取れないということで授業時間を延長して、その後飲みに行きました。
たまたまその場に居合わせたホマレ先生がちゃっかり便乗して飲みに参加してたのがらしいっていうか笑えたんですがw二次会はS根先生と二人で飲みに行っちゃったし。
そんなホマレ先生が大好きです。

あー疲れた。ただでさえ授業時間延長してた上に、今日はS野先生の発表もあったし。院のプレゼンを同じ日に二つ入れてはいけないと何度ry


それにしても今日の翻訳の部分、中国の人にいろいろ訊いた部分があったんですが、その部分だけ酷い誤訳になってたりとさんざんなことになりました。その人の日本語の問題で間違えたとかそんなんじゃなく、普通に読み間違えてたっぽい。
ネイティブの人でも昔の小説を誤読したりするのですね。ネイティブでさえ読み間違うような小説をたかが日本人が読めっかよって憤りたかったのは山々ですが、仕方ないです。精進します。。。


さて、近現代中国文学を読んでいくうちに、中国の知識人たちは自分たち中国人とはどういう存在なのか?ということを真剣に問い詰めていたことが良く分かりました。その結果、数々の作品やら論文が生まれました。それは近代に限ったことではなく、中国語作家でノーベル賞取った高行健などの最近の作家も然り。

そこで、ではお隣の韓国人は韓国という存在のことを真剣に問い詰めた作品をどれだけ残しているんだろうな?という素朴な疑問が生まれてきたのです。そう言えばあんまり聞かないよねという話で。
あ、歴史の分野とかそういうのじゃないですよ。歴史という分野が国の根源を求めるのは不毛な作業だと思うんです。そもそも国や民族って概念自体、神話に基づく幻想と近代主義が生み出した机上の仮想ですから。科学が夢物語を追い求めたって仕方ないじゃない。今のご時世に国という概念を幻想ではなく切実に人間に関わるものとして描くのなら、それは数ある否定しえぬ不条理の一つとしてしか描かれないものなはずです。そしてそういう国や民族の概念を描き得るのは、ほかならぬ文学等のカルチャーの分野によってしかなしえないものだと思います。
んで、もし彼らがこの先も韓国という国にこだわるのだったら、自分らの国である韓国とはいったい何なのかという問いは絶対必要なはずだと思うんですが。彼らにはたしてそういう問題意識はあるのだろうか?あると思うんだけどなあ。

カルチャーの分野で上の問いについて考えたところ、ペパーミントキャンディーという韓国映画のことを思い出しました。自殺寸前の主人公が死ぬ刹那に過去を遡るという話なんですが、その回想ででてくるのが光州事件やらそういう韓国にとって重要な事件の数々なのです。んで、それらの史実を非常に真摯な視点で描いててかつそれを韓国とはなんなのかという真の自問に結びつけている辺り、自分はペパーミントキャンディーを韓国映画の傑作の一つだと思ってます。そんなに韓国映画見てるわけじゃないけど。仮に韓国映画に凝りだしてこの先いっぱい見たとしても、おそらく自分の中でペパーミントキャンディーが傑作なのは変わらないと思います。


うん、あんまり見てないから一つしか思い浮かばない。
他になんかあったら教えてくれると喜びます。主に自分が。




ps:犬がパンダの最後の勇姿を見るために慶應にやってきたらしい。上述の理由でS根先生ともども見に行けなかったんですが。
つーかヒマ過ぎだろw大丈夫なのか授業の方は。

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Author:ごてぃ
茨城から都内の某大学院に通う人
専門は中国近現代文学のはず。
文章を書かせると人格が変わることで定評があるらしい。
「誰だか知らないけど有名人っぽいよね」と意味不明な事を言われる。
黄昏をこよなく愛する男。

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