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芥川受賞作を読んできた

せっかく長々と書いたのに消えてやる気無くしたので、簡潔に。
例の中国人作家楊逸のやつです。
時が滲む朝時が滲む朝
(2008/07)
楊 逸

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とりあえず、日本語が下手なのは誰もが認めるところ。あまりに下手すぎて死にそうになる人もいたっぽい。誰か添削してやれよと言いたくなった。
まあこちらは中国文学に日夜触れている身なのでそれは構わないのだが、話の作りも相当まずかった。天安門事件あたりでやめときゃいいのに、その後の二十年弱のことまで書くもんだから、明らかに容量不足。慎太郎ごときに「通俗小説」と言われても仕方の無い出来になってました。だから、個人的には明らかに失敗作だと思った。まあ、力量不足で描けなかったんなら仕方ないでしょうけど。
て言うか、天安門事件を掘り下げて描いたら書いたで、慎太郎は政治的な意味合いでまた反発するのに自分は一万ペソ賭けるがねw

てな感じで、作品としては致命的な欠陥ばっかだったのですが、それでも話題が話題なだけに新鮮で面白かったらしいです。審査員にとっては。てか他の作品のレベルがこれより下とか、よっぽど酷かったんだな今回。きっと写真出せるくらいのビジュアルを持った候補者もいなかったんでしょうね。去年もおっぱいについて詳しくなっただけだったし。こんなに低迷が続くなら、いっそのことやめればいいのにね芥川賞。こういうこと言うと長い歴史が云々とか誰かが言うんだろうが、こんな低レベルの賞に成り下がって、そっちの方が芥川の名を汚してるだろうが。


これは芥川賞だけにとどまらないのだが、今の日本人作家は(その卵も)視野が狭い。既存の枠にとらわれないエネルギッシュな外国文学を読んだ後に芥川賞作品とか読むと、その視野の狭さと閉鎖性に驚くことウケアイです。中二病と文学をはき違えている輩ね。彼らの描いてることは日本でしか通用しない戯言だ。内輪のなれ合いから文学が生まれるわけがなかろうよ。
つーか彼らは、別に書きたいこともないんでしょう。だったら作家になんかならずに働いた方が世のため人のためになるだろよと言いたいが、この国は働きたくない人に限って作家になりたがるからどうしようもない。
はたして今の日本に「文学」は存在しえないのか?自分は決してそうは思わないのですがね。


まあ、書かない人間が偉そうなこと言うなと言われればそれまでですが。
そうしたら批評家はみんな廃業になってしまうw

theme : 小説
genre : 小説・文学

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ごてぃ

Author:ごてぃ
茨城から都内の大学院に通う人
専門は中国近現代文学のはず
文章を書かせると人格が変わることに定評があるらしい
「誰だか知らないけど有名人っぽい」と意味不明な事を言われる
黄昏をこよなく愛する男。

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