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補足:中国は閉じた国なのか?

批評家福嶋亮大がワセブンに何か書き付けたようです。
http://www.bungaku.net/wasebun/read/index.html
まぁ、歴史の流れで見たら今の閉じた姿が特異な形態だというのはその通りよね。

そういや先の友人達と、映画の題名についての話をしてたのです。
中国の映画って今も、日本みたいにカタカナで安易に英語の発音を写し取ったりしないのよね。「風とともに去りぬ」とかいう邦題を再翻訳して付けてた時の日本みたいな形で。
確かに中国は伝統的に開いた国であったかもしれない。ただ、もちろんそのまま持ってくるということは無く、あくまで中華風に「編集」して取り入れていたわけで。そういう文化の「編集能力」の問題は、やっぱ無視できない問題ですよね。自分はむしろそういうところに興味があります。

基本外の文化に開いた国であるが、その取り入れた文化を自国流に返還する「編集能力」にはかなり独特で強いものがある。
こう書いてみると、案外日本に似た開き方といえるかも知れないですね。


もう一つの方はそうさね、日本のカルチャーが100%中国で放映されるような状況は、中共が統治する人民共和国が滅びない限りありえないだろうという身も蓋も無い意見は建設的ではないので置いといて。

しかしまぁ、あっちにヲタカルチャーが根付いたと仮に想定しても、それは日本のそれとはかなり異なる形態になるだろうとは思う。作品にかける手間や追求という概念をすっぽり抜かした形で萌えアニメをもっぱら趣味的に「消費」するという形で受容したヲタカルチャーは、記号的なコンテンツとして陳列されるのみにとどまるのではないか。分かりやすくいうなら、スタッフやらが身(と誇りw)を削ってまで作り出した変態的な萌えアニメを、日本的趣味として店で流すくらいのファッション感覚以上のものにはならないだろう、という話。

彼は3/26付けの日記で「結局のところ、一重の『意味』しかない」具象画をあまり好きではない、としているが、おそらく中国に流入した萌えカルチャーはそういった感じの輪郭のはっきりした記号的で消費しやすいポップカルチャーにしかならないんじゃないかなぁと予想してみたり。
その程度には、中国と日本は距離があるんじゃないかと思います。
というか、ヲタの苦行的な背徳の積み重ねというヲタカルチャーの根本的な要素が他の文化に継承される望みはきわめて薄いだろうなきっと。自分に関係ない他国の独りよがりな趣味的苦行にわざわざ付き合おうとする物好きはいないだろう。


そういや福嶋亮大氏、最近Twitter始めたそうな。
すげえフォローしたいんですが、大陸からだと無理orz


ちなみに中国には「老外」という言葉がある。「外」は外国人で、「老」ってのは「~さん」とかそういう親しみをこめた呼称を表す接頭語である。
日本語に訳すると「外人さん」とでもなるんだろうか?そもそも日本に外国人を親しみをこめて呼ぶための言葉が無いので、日本語では翻訳不可能なんじゃないかとも思う。
日本という国の外国人に対する閉じた在り方を示す一方で、中国という国が異国に対して開いているということもまたこの言葉から分かるだろう。
そういや「小日本」という言葉が誤解されやすいってことも前言ったっけな?
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ネットのこととかいろいろ

日中交流会で谷歌(Google)問題についてどう思うかね?と訊いてみた。
批評家福嶋亮大も書いているが、研究者は困るものの、一般人は別にどうでもいいくさい。谷歌なくても百度があれば別に問題なくね?って感じ。日本で例えれば、グーグルなくてもヤホーでググればいいじゃないって感じですか。
第一これまで何回も言ってるけど、自分の国の非を進んで粗探ししたがる物好きな人間ってそんなに多くないものですぜ。それはどこの国も同じだと思う。

そういや最近天安門事件の写真も今は谷歌で見れるのですが、これも同じでしょうな。それを知ったからといって直ちに「こんな国は滅ぼせ」って理屈になるわけが無い。自国を殺すことは自分を殺すことと同じだ。
ちなみに中国の善良な友人は自分に「天安門事件の戦車は学生を守るためのものだったんだ」と説明した。
いやそれはなくね?と、天安門事件に居合わせた人の話を以前聞いた自分はそう思ったのでした。

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theme : 中国問題
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中国の新聞だって読む

国が違うと見方も違ってなかなか面白いものです。
あと、こっちは高めのを買っても一部2元(30円くらい)の安価ぶり。紙はむしろ日本のより良いかもしれん。ただ、漢字は情報量の圧縮率が日本と比べて2、3倍はあるので、だいぶ小さいけど。

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かうんたぁ
プロフィール

ごてぃ

Author:ごてぃ
茨城から都内の大学院に通う人
専門は中国近現代文学のはず
文章を書かせると人格が変わることに定評があるらしい
「誰だか知らないけど有名人っぽい」と意味不明な事を言われる
黄昏をこよなく愛する男。

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